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House of Horrors

House of Horrorst 別府芸術祭 「混浴温泉世界」参加作品 日時 2015年7月20日〜8月16日 『House of Ghosts---恐震する実験劇場---』 永久劇場全体を使って、様々な形の恐怖を演出しました。 大きなテーマとしては輪廻転生。 まず最初に臨死状態を体感し、迷路をさまよい、霊となって3階の心霊現象の部屋にたどり着きます。心霊現象の起こるその部屋では多数の超志向性スピーカーから心霊の声を聴くことができ、電磁石の磁力でテレビがスイッチングされています。また振動スピーカーや立体音響で多様な音空間が演出されています。 この作品はコンピューター制御されたセンサーを多数導入し、音響、照明、機械など無人でのオペレートを行っています。 ANTIBODIES Collective 演出・振付=東野祥子、演出・音楽・特殊装置=カジワラトシオ、美術=OLEO/R領域、照明=筆谷亮也、特殊美術・映像=古館健、DANCER=ケンジルビエン、吉川千恵、山本泰輔、もっしゅ、JON(犬)、みなみりょうへい、FANACO、、齋藤成美、真木類(各回で異なる)美術スタッフ=矢野貴雄、MOCCHI、キム、ダン、ほか   ■作品概要■ 舞台芸術や実験音楽、ダンスやパフォーマンス・アートの専門家集団『ANTIBODIES』(通称アンチボ)が一週間足らずの制作時間と限られた資材(主に廃材)を駆使して超感覚オバケ屋敷を創りました!!! いわゆるオバケ屋敷的な構造を残しながらも確実にそれを逸脱したスケール感でお届けする心霊の旅!!! ◉ポイント1 お客さん自身がオバケになります。入り口で頭に着けて頂く三角の布は死装束の一部、霊界に旅立つという印です。 ◉ポイント2 霊界の力によって廃材が有機的に結合して造られた冥土の入り口をくぐり暗い階段を上ると布団に死んだばかりの女性が横たわっています。彼女の個性もやがて心霊という現象になってあなたと共に階段を上がって行きます。この先に出会うオバケたちはみんなこの霊界の住人であって、あなたたちはそこを足早に通り抜けていこうとしています。 ◉ポイント3 暗い迷路の回廊を抜けると捨てられて山積みになったブラウン管テレビが明滅する部屋に出ます。この部屋は心霊と交信するコックリさんの部屋です。ブラウン管テレビのホワイトノイズ、電磁石、可聴域を超えた振動や高周波、心霊現象をキャッチするために有効とされる電気的な仕掛けの音が共振して摩訶不思議な音楽的状況を創り出している様子を聴くことが出来ます。 ◉ポイント4 コックリさんの部屋を出てガイコツの祭壇を横切ると深く暗い部分への下降が始まります。そこはまるで内臓の中のような細長い回廊で、実際に体内で録音された音が鳴り響いています。流されるように奈落へ降り立つと霧深いビロードの部屋が見えます。ピエロのゾンビのような精霊がポータルへの通路を案内してくれます。 ◉ポイント5 呼吸する袋状の生命ポータルには転生の象徴である白いマリアが待っています。みんなに現世に戻る資格があることを確認したらいよいよ無事にみんなが生まれ変わるためのポータルを開き始めます。外から眺めると男性器の形をしたこのポータルを抜け出ると、そこには女性器の形をした最後の門があります。そこを抜ければあなたは現世へと放出されて、再び宇宙エネルギーの循環と心霊の旅を続けていくのです。 ◉ポイント6 臨死体験を経た人の多くは死後も意識はあったと供述しています。最も偉大な発明をしたエジソンやアインシュタインでさえも人間の魂はエネルギーの一種であるが故に循環する、つまり肉体が滅んだ後も魂は存在すると考えました。しかし「オバケ屋敷」というコンセプトが「人はどこから来てどこへ行くのか?」という人類最大の謎と向き合うひとつの方法であり得るということは、やってみるまで知る由もなかった訳です。