劇場版 『あらゆる人のための、誰のためでもない世界』
in MUTEK.JP
DATE:2021/12/9
PLACE:東京都 渋谷 LINE CUBE Shibuya (元渋谷公会堂)
PROJECT
DETAILS
MUTEK.JP 2021 フェスティバルにて招聘され、『あらゆる人のための、誰のためでもない世界』作品を劇場版として改訂。映像を駆使した、ANTIBO初の自由回遊型ではない劇場公演を行いました。
公演動画はこちらANTI-Vにてご覧ください。
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システムの亀裂に沿って現前化するアンチボの
トラウマ的パフォーマンス空間へようこそ。
リアリティー自体が「ディープ・フェイク」であるとき、つまりリアリティーという構造自体がリアルを抑圧することから成り立っているとき、私たちはメディアと如何に向き合うことが出来るのか? イメージと物質の相互関係性が失われ、現実の肉体が置き去りにされるとき、私たちの身体は何を伝えることが出来るのか? 持続性の概念と相反した経済システムという絶望と、その闇の深部にある「出口」を見つめる。
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作品ノートより
閉じ込められたとき
気に留まることがあるレンズに映った自分自身と
目を合わせないように俯むきながら
運ばれて行く人たちの顔が物語るのは人生の彩りなんて本当は嘘ばかりで
ただ生きて快楽を味わう人と
生きることの代償を支払ってばかりの人が居る
それだけのことそんな光景から意識を逸らすために
小さな約束を寄せ集めて築き上げてきた
わたしのセキュリティー・システム手帳の印とか、机の上に並べたアイテムとか
全てがワラしべみたいに
吹き飛んでいく気がしてただ時折
ドクダミのような、大地のような臭いが
記憶の扉をノックして
わたしは立ち止まる受け入れてきたこの生き方というものが
その可能性に対してどのような位置にあるのかを
自分というメジャーで測るために
INFO
DATE:2021/11/6,7
PLACE:兵庫県淡路島 ダントータイル 福良事業所 特設会場
ARTIST
コンセプト/構成/音楽:カジワラトシオ
構成/振付:東野祥子
美術:OLEO
映像:斉藤洋平
特殊映像:関口大和
Dance Performance :ケンジルビエン、矢島みなみ、加藤律、ミナミリョウヘイ、尾身美苗、菊池航、鈴木春香、泊舞々、鶴家一仁、コムアイ、東野祥子 ほか
楽曲提供:日野浩志郎(YPY)
テクニカル:HEAVEN HUG 、MENOhほか
Programming: Narumi Inada
衣装 : HE?XION!
制作:滝村陽子