MOE MATSUKI Solo Dance Performance【AISTHESIS】
Contemporary dance solo creation VOL.1
【AISTHESIS】
はな×マツの演出家でありANTIBODIES Collectiveダンサーの松木萌による初のソロダンス公演。
演出に東野祥子を迎え、導く精道をただひたすらに、身体で紡いでいく。
演出・構成・振付 東野祥子
出演・振付 松木萌
2025年3月7日(金)19:00 ★
8日(土) 14:00 19:00 ★
9日(日) 16:00
★アフタートークあり
*上演時間は約60分を予定しています。
*開場は開演の30分前です。
会場 THEATRE E9 KYOTO (京都市南区東九条南河原町9-1)
料金 一般:3000円 当日3500円
学生:2500円 当日3000円
ペア割:5000円
チケット取り扱い
075-661-2515 (THEATRE E9 KYOTO)
hanakkrmatu@gmail.com (はなもとゆか×マツキモエ)
出演・振付 松木萌
演出・構成・振付 東野祥子
照明:十河陽平
音響:高田文尋
楽曲提供:カジワラトシオ
宣伝美術:関根日名子
舞台美術協力:Moriken
記録:井上嘉和
映像撮影:駒優梨香
制作:八木志菜
協力:京都芸術センター制作支援事業
一般社団法人ANTIBODIES Collective
提携:THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
主催:はなもとゆか×マツキモエ
=======作品コメント======
かくして
わたしはあなたを見、あなたはわたしを見ます。
あなたの歩みがあなたをどこへ連れて行くかも知らぬまま、
あなたがやってくるとつねに後退し、つかもうとすると逃れ去るもののほうへと、歩みを続けながら。
近づきえないもののほうへと、あなたの夢を駆り立てながら。
わたしは踊り続けます。
雲から隔ている、手に触れることのできるも同然の密度が一つもないために、何も知覚できませんでした。
けれども、この大気の抵抗があらわにされると、わたしは感じたのです。
違った仕方でわたしが姿をあらわす、可能性のようなものを。
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ひとりの女性の生と性を、ただひたすらに、身体で紡いでいく。
それはまるで牢獄の中にいるようで、
青のときめきで満たされている空気のようで、
忘我の快楽のようで。
拘束されない肉の地平を、たえず描きなおし、新たに開いていく。
================演出/構成/振付 東野祥子
Aisthesis(アイステシス) : [知覚]を意味する古代ギリシャ語。感覚から感情、意識から無意識、生理学から文化までを含む幅広い概念
Profile
松木萌
京都芸術大学映像舞台芸術学科卒業。2008年よりコンテンポラリーダンスユニットはなもとゆか×マツキモエを結成し、構成・演出・振付を担当。主な単独公演「ENJOY?」(2011,大阪芸術創造館)「OKay?」(2015京都アトリエ劇研)「WORM HOLE」(2016,京都アトリエ劇研)「WORM HOLE」(2017,こまばアゴラ劇場)「VENUS」(2019,京都芸術センター講堂)「DAISY」(2021,京都芸術センター講堂)「LOTUS」(2022,豊岡演劇祭)「ECLIPSE」(2023.THEATRE E9 KYOTO)など。京都コレオグラフィーアワード(KCA)2020では「Tartarous」がKCA奨励賞を受賞した。また、京都を拠点としたジャンルレスなアーティストの集合体ANTIBODIES Collective のダンサーとしても活動している。
東野祥子
ANTIBODIES Collective振付家・ダンサー。類稀なる身体性を駆使し、先鋭的な舞台作品を90年代後半より数多く発表。’00 ~’14年「Dance Company BABY-Q」を主宰。トヨタコレオグラフィーアワード、横浜ダンスコレクションソロ・デュオ〈Competition〉など受賞。‘15年より京都を拠点に、多ジャンルなアーティストが在籍する「ANTIBODIES Collective」を結成。国内外での公演活動は劇場にとどまらず、野外や島全域、美術館や廃墟などでも、大掛かりな舞台作品やパフォーマンスを実践する。またソロダンサーとしても即興コラボレーションを多数展開。ダンサー育成のWSや学校へのアウトリーチなど、地域の活性化に根ざした活動にも定評がある。
Contemporary dance solo creation (CDSC)について
CDSCは、出演のダンサーが企画者となってコレオグラファーを選出し、作品を制作、発表する企画です。劇場で上演されるダンス作品の多くは企画者やコレオグラファーが作品のためのダンサーを選び、出演を依頼する形が主流であるため、依頼する側とされる側に明確な見えない壁ができ、両者には偏ったパワーバランスが否応なしに生じます。本企画はダンサーが自身のための作品制作を依頼する従来とは逆の立場となることで、これからのダンス作品の制作形態のあり方や両者の関係性における新しい「ダンサー」のあり方を実験的に提案します。
松木萌(コレオグラファー/ダンサー)