MUTEK Festival

 
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ANTIBODIES 3年ぶりの東京公演。MUTEK Festivalにて発表。

この公演は、パンデミックによって現前における活動の場を失った私たち自身の葛藤を、映像・音声として記録作品化し、それらを発信するプラットフォームとなるべき自立したメディア空間の構築を目指すというプロジェクトの第3章として製作された淡路島にある巨大工場で発表した作品を、あらたに劇場空間にて再演出する作品となります。

-A Decade of Regression and Regeneration- 

『あらゆる人のための、誰のためでもない世界』東京公演


 

リアリティー自体が「ディープ・フェイク」であるとき、つまりリアリティーという構造自体がリアルを抑圧することから成り立っているとき、私たちはメディアと如何に向き合うことが出来るのか? イメージと物質の相互関係性が失われ、現実の肉体が置き去りにされるとき、私たちの身体は何を伝えることが出来るのか? 持続性の概念と相反した経済システムという絶望と、その闇の深部にある「出口」を見つめる。

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Showing / Performance

=日時= 2021/12/9(The)  

=会場= LINE CUBE Shibuya (渋谷公会堂)

◆Project MEMBERS◆

コンセプト/構成/音楽:カジワラトシオ

構成/振付:東野祥子

美術:OLEO

映像:斉藤洋平 (Rokapenis)

特殊映像:関口大和

音楽:日野浩志郎(YPY)

Dance Performance :ケンジルビエン、吉川千恵、加藤律、ミナミリョウヘイ、斉藤成美、尾身美苗、鈴木春香、泊舞々、鶴家一仁、東野祥子 

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作品ノート

閉じ込められたとき
気に留まることがある
レンズに映った自分自身と
目を合わせないように俯いている
運ばれて行く人たちの顔が物語るのは
人生の彩りなんて本当は嘘ばかりで
ただ生きて快楽を味わう人と
生きることの代償を支払ってばかりの人が居る
それだけのこと
そんな光景から意識を逸らすために
小さな約束を寄せ集めて築き上げてきた
わたしのセキュリティー・システム
手帳の印とか、机の上に並べたアイテムとか
全てがワラしべみたいに
吹き飛んでいく気がして
ただ時折
ドクダミのような、大地のような臭いが
記憶の扉をノックして
わたしは立ち止まる
受け入れてきたこの人生というものが
その可能性に対してどの位置にあるのかを
自分というメジャーで測るために

 

 

=お問い合わせ=

一般社団法人ANTIBODIES Collective (制作:滝村)

ADDRESS:〒606-0085 京都府京都市左京区上高野隣好町 2-5

☏:080-4821-6545 

mail:contact@antibo.org

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